いじめ記事へのコメント返し 1 [戯言(まじめ版)]
前回の「いじめ」記事なのですが、コメントありがとうございます。
お返事をしようと思ったんですが、長くなりそうだったのでこちらにしました。
★kyaoさん
>小学校高学年から中学校まで、私も虐められていたひとりでした。
私はいわゆる「虐められた経験」はありません。
小学校高学年に些細なことでそれっぽ~い、虐めの芽になるような事がありました。が、確かその時私は給食当番で「そっちがそーゆー態度(無視)すんだったらこっちも考えがあるから覚悟しとけよー」みたいな感じで給食の食器をその子のだけわざとガチャンとみんながいる前で置いて脅したよーな・・・。給食が終わったら普通(ビクビク?)に話してきたのでその一日で終わったなぁ。
でもそういった性格だったから中学時代不良じゃなかったのに(ヲ○クなのに)年上の先輩に目をつけられるという・・・。別の意味での虐めっていうんでしょうか?ま、なんとか〆られずに逃げ切ったからOK。
>結局、どうしたところで虐めそのものは無くならないと思います。
実は私もそう思います。弱そうな人(優しい人)をターゲットにして自分を優位に立たせるタイプの人間はどこにでもいます。そんな人間が一人いると絶対に仲間の誰かをやる。それがどんどんエスカレートし、クラス全部に広がり・・となっていく。
もしくはターゲットがどんどん変わりながらいじめが続く。いつ自分になるかわからないから虐められないように人を虐める悪循環。
>だから虐めが始まったらどう対処するか、どうしたら人を死に追い詰める前にやめさせるかを考える方が大切ではないかと。
自分で虐めの芽を摘むことが出来る子もいます。でもきっと大半の子供は出来ないでしょう。
虐めという育ててはいけない芽を摘む事が出来るのは学校の場合先生です。
保護者は学校の様子がわからないから、どうしても子供が酷い状態になってから気付くことになる。保護者は先生に頼るしかありません。
私は、虐めというのは最初の芽を摘む事が出来れば被害は少なくすむと思うのです。
でもその芽を先生が見つけられるか?
逆に先生が虐めの芽になる場合があるのが現実です。
先生の質。ここら辺が学校教育の問題なのでしょう。
>きっと虐めている側の人間は「からかっただけ」「ちょっとふざけただけ」くらいにしか思っていないのでしょうから。
人の痛みを想像できない子供ってことなのでしょう。普通は親に「人の嫌がることをしてはいけない」とか「暴力をふるってはいけない」とかその手の初歩の躾をされるはずなのに。
虐めの問題が難しいと思うのはこんなところです。学校だけではなく家庭の問題も絡んできている。
>義務教育というものも、曲がり角に来ている気がします。
だから「地元の公立校よりも私立」と考える親や、学校選択制を導入してある地域で「近くの学校より遠くても評判の良い学校へ」という流れになるのでしょう。
選択の中で学力向上ももちろんあると思いますが、生徒たちのガラが悪いとか虐めがあると噂される学校や、評判の悪い先生がいる学校は、怖くて大事な子供を通わせられない。
>私が母親なら、自分の子供が心の病に冒されてしまうくらいなら、きっと学校へ行かなくても良いと言ってしまうと思いますし。
私もそう思います。
私の子供がそんな目にあうのなら「学校に行かせる必要はない」と別の選択をするでしょう。
★ふぇいくさん
>私は小学校2回転校してるので、3つの学校に行ったが、2校目、3校目でいじめにあった経験が有ります。
転校で虐めってよく聞きます。それって子供たちに転校生=よそ者って意識が働くから起きるんだろうなぁ。それを旦那は心配して我が家は学区域内で引越ししたんだもの。
新しい環境に溶けこみやすい子とそうではない子の差はやはり学校の先生に頼らざる終えないんだろう。
ここでも先生だよ・・・
>私の場合は、今思えば自分にも虐められる原因があったと思えますが・・・。
この言葉よく聞くんだけどー・・・
「虐められるほうも悪い(もしくは原因がある)」という場合、それは「虐められてる」ではなく「嫌われている」んだと思うのです。
これは子供に虐めの話を聞いていて思った事で。
虐めはしないけど仲良くしない子はいると息子が言った時「どうして仲良くしないの?」と聞くと「すぐキレる」とか「約束を守らない」とか「貸したゲームを返さない」とか「自己中」などいろいろな問題点が出てきて「ああ、それじゃ息子が友達でいたくないな~」って納得しちゃったんだよね。
そしてドキッとしました。虐めってやはり難しい問題だな・・・と思ったのです。
>自分の経験から、子供には、『何か指摘されたら素直に直す、反抗的な態度は取らずにすぐあやまる。自分がやな事は相手にもやらない。』と言っておりますが。
経験かい(^^;)
つーかさ、これが子供に教える初歩的な人間関係を円滑にする教え(躾)なんだよね。
ただ、嫌われている子(自分に原因がある子)は確かに虐められるのは本人にも原因があるからで、それを直せばOKとなる場合もあるでしょう。
本人に理由もなく虐められてる子と本人に理由があって嫌われている子は違う。
虐められてる子はまったく悪くないのだ。悪いのは虐めている子のほう。そういう子に絶対に「虐められてるほうも悪い」って言っちゃいけない。
でも大概虐めてる方は「○○は××だから悪いんだ」という。
だから息子の嫌いな子の話を聞いたときにドキッとし、これは見極めが難しいな・・・って思ったのよ。
>私は、いまだに、これ等が出来ない・・・・・娘の方がしっかりしている。orz
そーなの? ここらへんは”フェイクだーりん”の意見を聞いてみたいもんだわ(笑)。
丁寧なご返事をどうもありがとうございました。ご意見を伺いながら、ひとつひとつ「うんうん」と頷いてしまいました。
こと、如月さんは現実にお子さんをお持ちのお母さんなのですから、私などよりももっと切実な問題なのですよね。
実際、「虐めの芽を摘む」ということができるなら、これが最良ですよね。しかし、現実にはすっかり育ってしまった虐めの芽を摘むことさえ出来ない教師や教育委員会(そもそも教育委員会って何やってんだよ。なんもしてないじゃん!)がゴロゴロしてます。結局は自分が地方公務員だからと居直ってるようにしか見えないんですよね。「転任してしまうまで、見て見ぬふりしよう」みたいな。
子供同士だろうが、親だろうが教師だろうが、「何もしない」と言うことがいちばん悪いと言うことを知らない人が多すぎます。
>家庭の躾
仰るとおりですよね。ただ、これは学校教育についても同じで、いわゆる「品格」を教えてない。「法律に触れる訳じゃないけど、それは卑怯だろう」ということですよね。だからホリエモンや村上ファンドみたいな人がまかり通るし、それを見習っちゃう人がわんさか出てくる。「そんなことして、恥ずかしいと思わないかい?」ということを、もっともっと教える機会があって良いと思います。勉強を教えるその前に。
ふぇいくさんへのご回答の中で。
>本人に理由もなく虐められてる子と本人に理由があって嫌われている子は違う。
この一文読んで、本当、涙が出ましたよ。本当にその通りなんですよね。さすがは如月ママです。(^^)
by kyao (2006-11-14 19:34)
如月さんへ
初めまして。
いじめ問題。私も真剣に悩んでいます。話に混ぜてください。
>保護者は先生に頼るしかありません。
例えば、いじめを無くすのに、個人を尊重する教育をするとします。
みんながみんなを尊重しあう。みんながみんな自分の意見を主張する。
そういう質の高い教育は、質の高い地域、風土、しいてはそこに暮らす
人々、よって保護者の役割は大きいと思います。如月さんを批判している
とかじゃなくて、最近の報道も含め先生を悪者にしすぎ。保護者が
そうだそうだと煽る。私個人として非常に怖いことだと思っております。
>「学校に行かせる必要はない」
私もそう思いますが、いじめも含め、学校に来なくなった人って、
まわり見てるとろくな人間に育ってないんですよね。もう少し
議論したほうがいいのでは・・・。
>私の場合は、今思えば自分にも虐められる原因があったと思えますが・・・。
厳密には原因ないでしょう。極論を言えば殺していい理由なんてないし。
確かに「嫌われている」ですね。嫌う側、嫌われる側にはやはり、大人の
指導が必要かと・・・。
>自分の経験から、子供には、『何か指摘されたら素直に直す、反抗的な態度は取らずにすぐあやまる。自分がやな事は相手にもやらない。』と言っておりますが。
以下の文、大変参考になりました。
by エバンス (2006-11-14 23:15)
如月さんへ
横レス、ごめんなさい!m(__)m
だいちゃんさん、初めまして。Kyaoと申します。どうぞよろしくお願いします。
だいちゃんさんのお話を拝見していて、私も少し気が付いたところがあります。先に述べた私の意見に追加する感じでお話しさせていただきたいと思います。
>最近の報道も含め先生を悪者にしすぎ
というか、マスコミの性格がそうした部分を増長させているようにも思えるのですが、どうでしょう。
虐めって、今は生徒間あるいは教師からのものが大きくクローズアップされていますが、生徒の保護者からの虐めもあるかも知れませんし、逆に生徒に先生が虐められてしまうと言う局面もあるように思えるのです。
マスコミが取り上げると、その中のどこか一部分ばかりが大きくクローズアップされてしまい、実際には他の部分にも原因があるにもかかわらず、その辺の話がオミットされてしまうように思えるのです。
本当にお子さんをお持ちのご家庭はもちろんですが、マスコミの報道ばかりを鵜呑みにするのではなく、実際に学校で起こっていること、自分の子供に起こっていることをきちんと把握することが大切に思えます。
>ろくな人間に育ってない
大変過激なお言葉ですが、そうさせてしまった一因は、家族を含めた地域の環境って大きいのではないでしょうか。
だいちゃんさんご自身が仰っているように、その人がきちんと育つためには、きちんとした教育が必要です。そのためには、学校のみならず、家庭や地域での教育というものも重要ですよね。
私が「学校に行かなくても良い」というのは、その子の命を犠牲にしてまで、あるいはその子が心の病になってしまうのを承知の上でまで通わせる必要が学校と言うところにはないと感じるからです。
無論、学校に行かせないとする以上、その子に対するすべての責任は、「行かせない」と決めた親が負うべきところであると思います。
ですので、この場合、その子供がまっとうに育つかどうかは、本当にその家庭のあり方にとても大きく依存することになります。だいちゃんさんが仰っているようなことがあるとすれば、それこそはその親あるいは家族の問題と言うことに他ならないと思います。
感情論にならず、こうしたお話が出来ることを期待するとともに、感謝いたします。失礼しました。m(__)m
by kyao (2006-11-15 10:15)
如月さんへ。すいません私も失礼します。
Kyaoさんへ。
>最近の報道も含め先生を悪者にしすぎの件
全く同意見です。Kyaoさんのようにお考えの方は少ないんでは
ないんでしょうか。あえて問題提起をしたのですが、レベルの高い
お話しをされていたようで。逆に私の話が的外れみたいに
なってしまいましたね。
>ろくな人間に育ってないの件
過激ですかね。気分を悪くされたのなら謝罪します。
でも、私の経験なんで、私の中で否定しようのない事実であります。
Kyaoさんに聞きたいのは、学校どうこうではなく、ちゃんと子供に
集団生活をさせる意思があるんでしょうか。
親には、子供を犠牲にしないように集団生活の仕方を、教えてあげる
事が必要だと私は言いたいのです。
{だいちゃんさんが仰っているようなことがあるとすれば、それこそはその親あるいは家族の問題と言うことに他ならないと思います。}
は非常に私の考えと近いのですが、
{無論、学校に行かせないとする以上、その子に対するすべての責任は、「行かせない」と決めた親が負うべきところであると}
は、なんていうんでしょう。当たり前のように親が負う形になるが、
親が負えばいいという問題では済まされないんじゃないんでしょうか?
そんな親がいたら、子供は可哀想です。
文章が苦手なので、きつく受け取られそうですが、
そのあたりはご容赦ください。お返事待っております。
by エバンス (2006-11-15 22:16)
如月さん、たびたび横レスをごめんなさい!m(__)m
だいちゃんさんへ
こんにちは! ご丁寧なご返事、どうもありがとうございました。
また感情論にならず、ご丁寧なお話をしてくださり、本当にありがとうございました。
正直、私も虐めに遭ってきた人間なので、どこか感情論に走ってしまう部分があって、穏やかにお話しいただけたことがとっても嬉しかったです。(^^)
>話が的外れ
とんでもないです。だいちゃんさんご自身仰っているように、ここは問題提起です。常々、マスコミの姿勢には疑問を持ってきましたし、こういうお話をしてくださったことをありがたく思っています。(^^)
>気分を悪くされたのなら…
いえいえ、これもそんな風には思っていません。(^^)
ただ、ここはやっぱり人様のブログですし、(大変失礼な物言いで恐縮です)耳障りの良くない言葉なので、万が一、如月さんのブログがこれで荒れてしまうようなことでもあれば、大変不本意だと思った次第です。失礼しました。m(__)m
やっぱりどこにでも感情論に走る方がいるのは事実で、ほんの些細な言葉のニュアンスの違いから喧嘩をふっかけるような物言いをされる方は多いもので。(^^;
>集団生活
私もまったく同じ事を考えていました。子供を学校に行かせないとすれば、どこで集団生活をさせればいいのかと。
実社会で生活していく上で、さまざまな集団と接しないことはあり得ません。そう言う意味で、幼稚園や保育園、学校と言うところは勉強以外に様々なことを教えてくれる大切な場であるからです。
ただ、先にお話ししたとおり、学校と言うところは、子供の命を引き替えにしてまで行かせる場所ではないと考えます。
問題を先送りするようで大変恐縮なのですが、「学校に行かせないなら、集団生活をどこで学習させるか」は、学校へ行かせるかどうかと言う問題の次のことであると私は思うのですが、いかがでしょうか。
ですので、上でだいちゃんさんが仰っている「すべての責任を親が負うと言うことで済まされるのか?」ということも、大変重要な問題ではありますが、まず、虐めから自分の子供を守るという問題の次に控えていることだと思っています。
子供であっても、ひとりの人間です。独立した人間の人生すべてを親が背負えるかと言ったら、やっぱりそれは大変難しいことだと思いますし、逆に成人した人間に対して、そうした行為を親がすることは、決して良くないと私も思っていますので。
この件については、機会を改めてお話を伺いたいところです。(^^)
>きつく受け取られそうですが…
とんでもないです。いろいろお気遣いいただき、本当にありがとうございました。こうしたお話を穏やかにしてくださっただいちゃんさんに心から感謝いたします。m(__)m
如月さんへ
長々と横レスを本当に申し訳ありません。m(__)m
ブログが荒れているとお感じになりましたら、削除してくださいますよう、お願いいたします。お手間をお掛けして本当に申し訳ありません。m(__)m
by kyao (2006-11-16 08:23)
如月さん。たびたび失礼致します。
kyaoさんへ。
>ただ、先にお話ししたとおり、学校と言うところは、子供の命を引き替えにしてまで行かせる場所ではないと考えます。以下の文
丁寧なコメントありがとうございました。
よくいるじゃないですか、状況を分かっていない親。
>「学校に行かせないなら、集団生活をどこで学習させるか」
kyaoさんのコメントそのままですが、そこまで考える必要が
あると思うんですよね。全く同意見です。
私こそ今回の一連の、お話しでいろいろ考える節ありました。
本当にありがとうございました。
如月さんへ。
大変長々と失礼しました。
by エバンス (2006-11-18 20:52)
こんにちは。はじめまして。小3と年中、2人の男の子の母です。
過去記事にコメントで申し訳ありません。
私も最近「いじめ」について、そしてその報道について、自分の思うところを記事にしました。そして今でも考え続けています。
偶然こちらのブログにたどり着き、私のまとめられなかった思いを代弁してくださっているような文章を拝見し、嬉しさのあまり、nice!とコメントを残させていただきました。
「理由無くいじめられている子と、理由があって嫌われている子は違う」というところ。納得です。
また、お邪魔いたします。
by ゆうこりん (2006-11-19 13:26)
kyaoさん&だいちゃんさんへの11/16までのコメントへのレスは「いじめ記事へのお返事3」にまとめてしてあります。
by 如月 (2006-11-20 15:10)
だいちゃんさん>kyaoさんとだいちゃんさんのやり取りで、いろんな問題点が浮き彫りになり、私もまたそれについて考えるというBlogでのいろんな意見の交換が出来てよかったと思います。こちらこそありがとうございました。
いつもはいい加減なBlogですが、またきてくださいね。
by 如月 (2006-11-20 15:11)
ゆうこりんさん>いっしゃいませ~。ゆうこりんさんの気持ちを代弁できてましたか?そう言っていただけると嬉しいです。
ゆうこりんさんも同じようないじめについての記事をお書きになっていらっしゃったので、私の最初の記事である「いじめ」のほうをTBさせていただきました。
いろんな方々の意見を読ませていただき、この問題をまじめに考えてる人が多くいるってことが救いだと思いました。
by 如月 (2006-11-20 15:16)